本学教員が関わった技術が日本建築学会北海道支部技術賞を受賞しました。

表彰技術および表彰者は以下の通りです。
■表彰技術名
鋼製ラチス梁「セラフレーム」
■表彰者
世良鉄工株式会社殿
三上　正幸：世良鉄工株式会社
松永　佳久：アドバイザー
田沼　吉伸：北海道科学大学名誉教授
前田憲太郎：北海道科学大学工学部建築学科

世良鉄工株式会社のHP

この技術賞は、日本建築学会北海道支部が北海道における建築界の技術の向上に資することを目的に、創造性豊かな建築・都市に関する技術の開発者に与えられる賞です。
評価理由は以下の通りです。
「寒冷地である北海道での木造住宅大引きについての地盤凍結による凍上被害対策として、
溶接亜鉛メッキされてた「鋼製ラチス梁（セラフレーム）」を1989年から改良しつづけ、束を不要とする技術を実現させた。この開発された「鋼製ラチス梁（セラフレーム）」は、北海道における住宅の不具合解消とともに、北方圏では必要不可欠な暖房システム・換気システムなどの配管をラチス材の隙間から通すといった配管施工も容易とし、さらに地中杭施工や作業工程を削減し工期短縮、製作においても生産技術を探求し、製品の寸法精度や品質のばらつきが少ない生産体制も確立した。以上のことから、長年における技術開発の創意工夫や展開性・発展性も評価し、2023年度日本建築学会北海道支部技術賞候補として評価した。」

「一般社団法人日本建築学会北海道支部技術賞選考部会」より

賞状

実験風景