2018.06.20

川人教授設計 共働学舎新得農場カリンパニ 日本建築学会作品選集2018に掲載


日本建築学会が毎年刊行している日本建築学会作品選集に、本学川人教授が設計された共働学舎新得農場カリンパニが入選、掲載されました。本年の応募数374作品あったなか、選考により100作品に絞られた作品です。

川人教授は、これまでも中央警察署札幌駅前交番や知床斜里複合駅舎などを設計され、さまざまな賞を受賞されています。

この建築は、広大な十勝平野にある新得町の農場に計画された交流施設であり、農場に住まい、働く人々のみならず、チーズづくり体験や料理教室などの地域に開かれた催しから、農場が位置する十勝全域の福祉、農場ツーリズム、酪農生産の活性化を目的とする会議、研修を行うための会所であることが要請された建築物です。川人教授は、この要請に対して、中と外を緩やかにつなげる“広い縁”と“フラットルーフ”を備える建築を計画し、自然のざわめき、変化を顕在化し、ここに集う人々に時事折々の“設え”や“活動”を促し、行うきっかけを与えうる北の類型となることを企図して設計されました。今回の選考において、この新たな付加価値を持った北海道のデザインにつながる作品であることが評価されました。

 

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