2019.08.01
2年前期「空間デザイン演習」
1.授業の目的
建築空間を自ら構想する前段階に行われる本演習では、身近で初歩的な4つの創作課題を通じて建築設計のもっとも基本的で根源的な目的である「居心地のいい空間」を構想し表現できるようになるために必要なディスカッション、プレゼンテーションシート、模型作りや敷地の捉え方などの方法を教示する。また発表や討議の場において自らの意見を能動的に表現、発信する姿勢を教示することを第二の目的とする。
2.授業の方法
並行して開講される空間デザイン論と連動して授業を行う。演習は、グループを編成し、1グループ1名の担当教員で実施する。課題説明後は、各自の企画立案に従ってエスキスを繰り返し行い構想の発展、具現化を支援する。このことを通じて自らの構想がひとりよがりな発想で終わることなく、より客観的に優れた構想へと昇華されることを目指す姿勢を培うことに力を入れ、実践的な演習を行う。
担当教員は、民間企業において様々な建築の設計に従事した経験を有する。授業では実践の現場で要求される複雑な因子の絡む問題解決の事例について紹介するとともに、各回で学ぶ基礎的な理論が新たな価値創造にいかに重要であるかについても具体的な事例をまじえて解説を行う。
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