2020.03.19
3年後期「景観デザイン」
1. 授業の目的
本講義は、都市計画に関する基礎的内容の習得を目的とした「都市デザイン」に対して、テーマを「景観」に絞った上での「実践編」に位置づけられる。ルールの範囲内において個人の意志で実現できる「建築」に対して、都市や地区を計画する場合には多くの関係者が存在し、それらが協調することによって景観が形成される。本講義では、今日までの景観整備等の中で評価されてきた代表的な実践例を紹介し、どのようなプロセスで都市空間が再編され、景観が形成されてきたかを学び、地区レベルでの計画立案の方法を考えることを目的とする。
2. 授業の方法
本講義では、実践された都市計画・まちづくりのプロセスを丁寧に説明する。その中から、何が重要ポイントであるのかを読み取ってほしい。また、授業内容に応じてミニレポートを作成する場合があり、翌週にそのミニレポートに基づいてまとめを行う。なお、本講義はかつて建設会社の都市開発部門に在籍した教員が担当し、都市開発の現場での経験談も含めて講義を行う。
関連記事