2020.03.19
3年後期「建築環境計測」
1. 授業の目的
建築実務で活かすために、室内の温熱環境、屋外の気象要素、建築物の換気・気密性能、騒音や遮音性能並びに室内音響、日照の調整などについての実験を行い、データ処理法、評価手法について理解を深めることを目的としている。グループワークを課すことから、協働作業による円滑な作業遂行方法の確立もこの授業の目的としている。
2. 授業の方法
実験はグループに分けて、グループ毎に実験の準備・実験を実施する。レポートは、全グループの実験を基に作成する。各実験で使用する機器についての説明は、実験マニュアルやプリントを用いて説明する。また、本科目における教員は、設計事務所および研究機関において、建築設備計画・設計、建築性能評価に関する実務経験を有しているため、実務例に基づく説明も行う。
◆2018年度の温熱環境の実験では,以下の様な実験を行いました.2020年度から新しいカリキュラムとなり,実験内容が変わるものもあります.
・各種の温熱計測機器を用いて温熱環境の指標となる温度や湿度の計測。
・熱電対を用いたデータロガーによる温度計測。
・断熱・蓄熱効果のモデル実験として、断熱・蓄熱仕様の異なる3つの模型を作成し、模型に日射熱を与えたときの温度変化の計測。
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