2019.07.25

平成30年度卒業設計 岡崎澄世:透間の界隈

岡崎澄世案

透間の界隈

これまでの演習課題で前提とされていた様々な与件から解放され制作を開始した彼女が、思いのほか漂流を重ねた挙句に漂着した作品が、“透間の界隈”と題するこの小さな住宅作品である。漂着の過程において、“そもそも、始まりは、あったのか?”“あるとしたら、それは何なのか?”“そして、それは、どのように、あるいはどのような方法を導き具体的建築へと昇華されるのか?”という問いが、多くのスケッチと大スケールのスタディー模型制作のうちに幾度も繰り返し立てられ回答が試行され、ドローイングと模型へと昇華された。作品は、本学の優秀作品の一つとして本学代表作品として推挙され近代建築社刊行 2018年全国卒業制作優秀作品集に掲載された。

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